【高校英語】「無い」という考え方

日本語と英語では、「無」という考え方に違いがあるように感じる。



日本語では、文字通り「無い」

空っぽで、手を伸ばしても触れるものがない。視覚的にも感覚的にも、「虚無な空間」を表している。

だから、文の主語になることもない。


一方英語では、「空の箱(?)」がイメージされる。

というのも、「箱に入れられる情報がない」ことが「無」と表されているからだ。


Nothing is more precious than health.

健康より大切なものはない。


この文では「無=nothing」であるのは明らかだ。

僕が英語を始めた頃は、何も無いことが主語になる感覚がどうも掴めなかった。”The most precious thing is our health.” じゃダメなのか!?とずっと考えていた(笑)


では、空の箱と考えたらどうだろうか。英語は(少なくとも高校までに習う英語は)、SVOとかSVOCとか、何やら部品がないとダメらしい。nothingという単語を「何にも無い」と文字通り考えるのではなく、「空の箱」としたら、何だか物体味が出てきた。


同じ様に、healthも箱に入った情報だと考えてみる。

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表彰台みたいな感じで、1位の台に登る物が無いというイメージだ。



これが、僕の持つ「nothing」のイメージだ。

無論、「nothing is more 〜 than …」=「…より〜なものは無い」と覚えても全然いいと思う。

もし僕の単語のイメージに共感した方がいるなら、英語に役立ててもらいたいと願う。


おわり